保育・幼児教育のプロをめざして学んだ学生の4年間
子どもの数だけ、保育の方法がある。学内外で多くの子どもと触れ合いながら学んだ知識を実践力に高めることができました。
Story 01
[取得資格・免許状]
  • 保育士
  • 幼稚園教諭一種
この道をめざしたきっかけ
中学生の時の職場体験で、
子どもとかかわる楽しさに触れました。

中学校時代に幼稚園で職場体験をした時、園児との交流がとても楽しく、やりがいのある仕事だと感じました。大学選びの際、さまざまな大学のオープンキャンパスに参加したなかで、名古屋学芸大学は先生と学生の距離が近くて雰囲気が良く、学内に「子どもケアセンター」があることにも魅力を感じ、ここで学びたいと思いました。

1年次

子どもと保育についての基礎を固めた1年。保育者に必要な知識の広さを実感しました。

1年次は保育の意義や子どもの発達、保健、福祉など、子どもと保育に関する基礎知識を、主に講義で学びました。「子どもと環境」の授業では、実際の保育現場の映像を見た後、グループで保育環境づくりを実践。安全性に配慮した棚や遊具の配置、子どもたちが集中しやすい保育者の立ち位置など、一つひとつに意味があることを学びました。また、サークル「はっぴぃらいおん」の活動や学生主体のイベント「遊びの交流会」では、たくさんの子どもたちと交流しました。最初は緊張しましたが、先輩の動きや言葉がけを参考にすることで、年齢や性格に応じたかかわり方が少しずつわかってきました。

サークル「はっぴいらいおん」 専攻独自のサークルに所属し、地域のお祭りで遊び場を企画・運営したり、保育所で大型布芝居を行ったりしました。さまざまな子どもとのかかわり方を学べただけでなく、先輩方とのつながりが増え、勉強や就職の相談もできました。
2年次

遊びを学ぶ演習や模擬保育で実践力を高め2週間の「保育所実習」に臨みました。

2年次は、手遊びやリズム遊び、読み聞かせなど、さまざまな遊びのバリエーションを学んで発表したり、指導案をつくって模擬保育を行ったりするなど、演習を中心に実践力を養いました。初めての「保育所実習」では、1歳児のクラスに入り、学内で練習していた絵本の読み聞かせや手遊びを上手く実践することができました。その一方で、1歳児は生まれ月の違いで成長の差が大きく、着替えの援助ひとつでも、どこまで手を貸すかが一人ひとり違います。授業で学んだ「個人差」とはこういうことかと納得すると同時に、それぞれができた!と思える援助を考えながら対応できたことは大きな収穫でした。

3年次

保育の視野を広げつつ臨機応変な対応力を習得。「幼稚園実習」では活動のねらいを意識して支援しました。

3年次になると、講義の内容が保育施設の現状や子育て家庭の状況など、子どもを取り巻く環境全体へと広がり、より広い視野で保育を捉えられるように。また模擬保育を行う授業では、対象年齢や内容が細分化され、幅広い保育技術と臨機応変な対応力が身につきました。3週間の「幼稚園実習」で担当したのは3歳児のクラス。計画から実施までを任せてもらう責任実習では、造形活動を通して子どもがはさみの使い方を学び、自分らしい表現を楽しめるよう、一つひとつの活動のねらいを意識しました。この実習では、発達に課題を持つ子どもとかかわる機会もあり、個性に合わせた対応の大切さを改めて感じました。

ピアノの個人レッスン 弾き歌いなどの専門技術も、自由に利用できる練習室ときめ細かな指導のおかげでマスターできました。ピアノが苦手な学生には、実習先で簡単に弾けるように、先生が楽譜をアレンジしてくれるなどサポートも万全です。
4年次

2回目の「保育所実習」では保護者とのかかわりも学習。採用試験は先生方や仲間のおかげで合格できました。

4年次の「保育所実習」では気持ちに余裕ができ、毎日手遊びや絵本の読み聞かせを行うなど、責任実習を増やせたほか、担任の先生と保護者の方とのかかわりから、日々の情報交換や連携の重要性も学ぶことができました。採用試験対策も本格化。仲間と過去問題に取り組んだり、先生に模擬面接をしていただいたりするだけでなく、先輩方の残してくれた自治体別の試験報告書を参考に、自主学習を進めました。無事合格できたのは、先生方や先輩、仲間の支えのおかげです。卒業後は、子ども一人ひとりを広い視野で捉え、喜びや悲しみを共有しながら一緒に成長できる保育者をめざします。

※掲載内容は在学時に取材した2023年2月末現在の情報です。

学内外でたくさんの子どもと触れ合い、学んだ知識を現場で実践することで、経験値が上がり、自信につながりました。
Story 02
[取得資格・免許状]
  • 保育士
  • 幼稚園教諭一種
  • 小学校教諭一種
この道をめざしたきっかけ
内気な私に、友達と遊ぶ楽しさを教えてくれた
保育士さんに憧れました。

保育所に通っていた時、引っ込み思案だった私をやさしく友達の輪に入れてくれた先生は、ずっと憧れの存在でした。私自身も年下の子どもたちとかかわるのが好きで、自然に保育士になろうと決めていました。保育士をめざせる大学はたくさんありますが、学内で子どもと触れ合える「子どもケアセンター」に魅力を感じ、名古屋学芸大学を選びました。

1年次

子どもの発達や保育の意義など、基礎を学習。課外活動で多様な子どもたちと交流しました。

1年次は、子どもの発達や保育の意義、子どもとのかかわり方など、子どもと保育に関する知識を講義を中心に学び、基礎を固めました。「子どもと環境(保育科指導法Ⅰ)」の授業では、実際の保育現場の映像を見ながら、子どもの行動特性に配慮した保育室のレイアウトや、死角のない保育士の立ち位置などを考察。何気ない保育士の行動や遊具の配置ひとつにも意味があることを学び、保育士の仕事の奥深さを実感しました。また「子どもケアセンター」での託児ボランティアや「遊びの交流会」、サークル活動などを通して、子どもたちと積極的に触れ合い、学んだ知識を実践しました。

オーストラリア海外研修 英語や海外の保育に興味があったので、1年次に海外研修に参加しました。現地の幼稚園での体験学習では、4歳児クラスに5日間入り、自主性を重んじる教育スタイルや、ITを取り入れた授業に触れ、視野が広がりました。
2年次

手遊びの発表や模擬保育などで実践力を養い初めての「保育所実習」に臨みました。

2年次になると、手遊びを考えて発表したり、指導案を作成し模擬保育を行ったりするなど、現場を想定した実践的な授業が増えました。子どもたちを楽しませる引き出しが少しずつ増えたところで臨んだ「保育所実習」では、授業でつくったパネルシアターを、5歳児のクラスで披露しました。しかし、一緒に歌を歌って楽しむはずが、子どもたちは戸惑い気味。「全員に目を配らなければ」という私の緊張感や焦りが伝わったのが原因でした。反省ばかりの結果になりましたが、先生や仲間に相談し、子どもたちに何かを教える以前に、まずは自分が楽しんで、お互いのこころを開く大切さに気づく機会になりました。

3年次

成長を実感した「幼稚園実習」。ゼミナールでは、母親について研究しました。

3年次は、模擬保育を行う際も対象の年齢や時間ごとに分けて計画し、実践していくことで、幅広い対応力を養いました。「幼稚園実習」では、4歳児クラスで30分の持ち時間をいただき、ゲームを通してルールを守ることや、友達と遊ぶ楽しさを伝えることができました。この実習では、自分が楽しむことを意識したことで自然に子どもたちと打ち解けることができただけでなく、名前を呼びかけながら一人ひとりと向き合うことで、個性の違いに応じた接し方も学びました。3年次から始まるゼミナールでは、託児ボランティアでの母親との交流や「子ども家庭支援論」などの学びを通して興味を持った母親の自己実現についての研究を進めました。

サークル「はっぴぃらいおん」 専攻独自のサークル活動で、地域の児童福祉施設などで、布芝居やコマづくりの遊びを提供しました。子どものこころをつかむ表現法を学べたのはもちろん、学年を超えた仲間と協働する楽しさや達成感も味わえました。
4年次

先生や仲間の支えで突破できた採用試験。学内外での子どもとの交流が、私の強みに。

4年次は、採用試験の対策に注力しました。私は公立園への就職を希望していたので、採用試験対策講座に加え、ゼミナールの先生に個人面接や集団面接の指導をしていただいたり、仲間と一緒に筆記試験の勉強をしたり、先輩から傾向と対策を教わりました。多くの方々に支えられて万全な準備ができたこと、託児ボランティアや海外研修、課外活動などで子どもと接してきた経験にもとづいた考えや想いを伝えられたことで、合格することができました。就職後は、子ども一人ひとりの個性を理解し、可能性を引き出せる保育者になるのが目標です。

※掲載内容は在学時に取材した2022年2月末現在の情報です。

PAGETOPへ

資料請求はこちら

受験生サイトTOPへ