さまざまな個性を持つ児童が一緒に授業を受ける小学校では、一人ひとりの成長・発達を専門的に理解し、柔軟な対応力と優れた教育力でクラス全体の健やかな成長を支える先生が求められています。児童発達教育専攻では、こうした力を身につけるため「小学校教育」を現代的な視点から解釈した独自のカリキュラムを構成しています。また、各々の志向に合わせ、「特別支援教育」や「心理学」もバランスよく組み合わせて学んでいきます。
「特別支援学校教諭一種(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)」の免許状を取得することで、特別支援学校、小学校の特別支援学級などへと活躍の場を広げることができます。
※基礎免許状として「小学校教諭一種」を取得する必要があります。
子どもの行動を観察、分析することで、児童一人ひとりの内面に心理学的にアプローチする力を磨きます。心理学の学びは子どもだけでなく、保護者や他の先生との関係構築にも活用できます。
児童発達教育専攻では、演習科目をはじめとした多くの授業を20人程度のクラスに分けて開講するなど、学生一人ひとりが充実した環境をフル活用できる少人数制教育を導入しています。また教員も一人ひとりに目を配り、それぞれの学習到達度に合わせて丁寧に指導。大規模校では経験できない濃密な4年間で、実践力や主体性を伸ばすことができます。
「教職プロフェッショナル講座」として、小学校教諭、特別支援学校教諭希望者を対象に、独自の教育プログラムを実施しています。採用試験合格をゴールとした従来の対策講座と違い、次世代型の先生に求められる資質・能力、専門性を身につけ、将来教育現場で着実に活躍できるよう、教職課程の教員が一丸となった指導体制を確立し、強力にサポートしています。
- ●早期学校見学と学校1日体験 (1年次)
- ●現役の先生の話を聞く会 (全学年)
- ●ICT活用講座 (2年次)
- ●専門性を高める補強講座 (2・3年次)
- ●現代的教育課題についての学習会 (全学年)
- ●試験に向けての学び方講座
(教員採用試験報告会) (全学年) - ●教職教養や一般教養等の補強講座 (2〜4年次)
- ●面接(個人・集団)や論作文対策 (2〜4年次)
- ●模擬授業や場面指導の特訓 (3・4年次)
- ●自己アピール文(願書)の作成支援 (3・4年次)
- ●学生グループづくり (全学年)
- ●採用試験への自主的な学び合い (3・4年次)
- ●試験情報の共有 (全学年)
- ●自習室の開放 (全学年)
- >各科目のシラバス(授業計画)はこちら
- ※カリキュラム変更や科目名変更の都合により、一部の科目は閲覧できない場合があります。
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児童発達教育専攻では、3年次に「特別演習A~E」を設置しています。これは通常の小学校教諭養成課程にはない新たな視点から教育現場や社会の諸課題に向き合うものです。さまざまなテーマに沿ってグループ討論やディスカッションをする授業など、多彩なプログラムを用意しています。「調べ、考え、感じる」少人数制の演習形式で進行するこれらの授業を通じて、将来の教育者としての在り方に新たな価値を見出すことができるでしょう。
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将来のビジョン形成に最も強い影響を与える学外実習をより実りあるものにするため、教育現場を熟知した教員たちが、事前指導、実習中フォロー、事後指導を実施しています。実習の質を大きく左右すると言われる実習計画の立て方からマンツーマンで丁寧にサポートし、実習中の相談や事後の振り返りも手厚く行っています。
- 小学校教諭一種
- 特別支援学校教諭一種(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)*
- 日本心理学会 認定心理士
- 学校心理士認定運営機構 准学校心理士
- 社会福祉主事(任用資格)
*「教育実習(小)Ⅰ・Ⅱ」の単位修得等、一定の要件を満たす必要があります。
対象となる66種類の資格において、取得(合格)した資格の受験料全額を⽀給します。
在学中に1⼈4回まで利⽤できます。
- 児童発達教育専攻に
関連する対象資格の一例 -
- 心理学検定
- 幼児体育指導者
- 認定ベビーシッター
- 健康管理士一般指導員
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理科や生活科の実験器具、家庭科の調理器具などを完備した演習室です。
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音楽やコミュニケーションなど、さまざまな表現活動に使用しています。
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採用試験対策や学外実習のことなど、専属のスタッフがさまざまな相談に応じます。
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体育や運動、遊びの実践に十分な広さを備えたホールです。
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勉強に集中できる個人ブース型の自習スペースがあります。全国の自治体の教員採用試験の過去問題なども閲覧できます。
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PCの基礎から心理統計学の計算、ICT教育などに活用できる情報演習室です。授業時間以外は、学生は自由に使用できます。
※希望者のみ ※内容は変更の場合があります。
春休みを利用して、約1ヵ月間の海外研修を行っています。研修先はオーストラリアのグリフィス大学。研修中は、英会話の授業をはじめ、オーストラリアの教育制度や子どもケアに関する講義を受講します。現地の教育現場を視察し、研修の後半では、実際に保育所や特別支援学校での体験学習も実施。オーストラリアの子どもケアの現状を理解し、日本との違いを学ぶことができます。