卒業生の声

※掲載内容は2015年6月現在の情報です。

やってみようと思ってもらえる栄養指導で
患者さんの回復を回復をサポートしています。

美味しい食事と試したくなる栄養指導で患者さんの健康を守る。

給食管理と栄養指導が、病院で働く管理栄養士の大きな仕事です。給食管理では、必要な栄養素やカロリーを踏まえることはもちろん、バラエティの豊かさや彩りの良さにも気を遣います。さらに調理スタッフの負担を考慮し、工程数を変えたり、制限食へのアレンジがしやすいメニューを考えるのもポイント。美味しさとつくりやすさを兼ね備えた献立作成を常に心掛けています。一方、栄養指導で意識するのは、完璧さよりもトライしやすさ。患者さんの好きな食材や生活習慣、趣味などをお聞きし、例えば肥満気味だけど焼肉が好きな患者さんには「カルビ3枚までならOKですよ。但しその前にサラダをたっぷり食べてくださいね」などと提案します。「自分のことを考えてくれているな」と信頼してもらえれば、患者さんは必ず実践してくれます。栄養指導を通して病状が回復した患者さんからの「ありがとう」の一言を聞くと、この仕事を選んで良かったと心から思います。

患者さんや調理スタッフの調理スタッフの
大学での教えが仕事の土台に。

管理栄養士が向き合うのは、人。それに気づかせてくれたのは大学時代の学びでした。「臨床栄養学」の授業で腎臓病の方のための献立を考えたとき。1食の蛋白質量を抑えるため、お浸しで何g、ご飯で何g、焼き魚で何g摂取と計算し、献立を作成。その結果、焼き魚は一切れ38gと算出されました。 数字的には正解なのですが、教員は「一切れ38gってどうやって計るの?」とひと言。つまり机上の空論ではなく、実際に調理をする患者さんや調理スタッフの立場に立って考えろというのです。以来、献立を考える時には数字だけでなく、例えば魚なら1/3切れとか、フレーク状のものを使うとか、大きさや形状まで具体的にイメージするよう心掛けました。同様に、栄養指導の授業ではできるだけ模型を使って説明することを教えてもらい、現在の仕事でも実践しています。こうした地道な積み重ねが患者さんの心を開き、病気と闘う力になるんですよね。今後も患者さんとの信頼関係を第一に、正しくわかりやすい言葉で栄養の大切さを伝えていきます。