卒業生の声

※掲載内容は2014年2月現在の情報です。

台本の「行間」を読み取り、どう映像化するか。
憧れ続けた映画監督への道のりを邁進中!

最高の演技を引き出す方法を考えながら、演出プランを考え、撮影現場を動かす。

監督の意向を踏まえたうえで台本を「行間」まで読み込み、映像でどのように表現するかという演出プランを考え、俳優さんを含む全スタッフに指示を出し、実際に現場を動かすのが助監督の仕事です。演出内容から進行時の声の掛け方まで、すべてが俳優さんの演技に影響するため、どのようにしたらベストな演技を引き出せるかを常に考え、日々の反省を次の現場に活かしています。例えば台本に「火災のケガ人であふれかえる病院の廊下」とだけ書かれたシーンで私が提案したのは、野戦病院のような場所に松葉杖や車いすの重傷者がごった返し、看護師が慌ただしく動き回る深刻なイメージ。自分の思い描いた具体的な設定を事細かに伝えることで、主演俳優さんを作品の世界に引き込み、緊張感のあるカットを撮ることができました。これまでに携わった作品は約30。メディアは映画・TVドラマ・CM、ジャンルは刑事ものやシリアスな医療ものからコメディまで多岐にわたります。

映画を制作したいという幼少期からの夢は、大学の4年間でさらに強く、手の届くものに。

映画に衝撃を受けた小学生の頃から映画監督に憧れ続け、映画を含めた映像を幅広く学べる名古屋学芸大学へ。4年間で映画制作への意欲はますます強くなり、夢への足がかりもできました。2年次にはグループで3分程度の映画を制作。サウンドやCGなど、それぞれの分野でスペシャリストをめざす同級生との協同作業は非常に刺激的でした。4年次のインターンシップでは、渡部 眞教授が撮影監督を務めた映画「西の魔女が死んだ」のアシスタント業務を経験し、実際の撮影現場のワークフローを学びました。担当以外の仕事も積極的に見学し、当時の助監督に自分を売り込んだことが、現在につながっています。卒業制作では芸術性にこだわった映画をつくり込みましたが、観客の反応は今ひとつ。アートとエンターテインメントのバランスの大切さに気づけたことは、現在の仕事はもちろん、将来いい作品を撮り続ける監督をめざすうえでも、大きな糧となるはずです。