卒業生の声

※掲載内容は2014年2月現在の情報です。

児童一人ひとりとしっかり向き合う
毎日。
小規模校だからこそのやりがいがあります。

いつも気にかけてくれる人がいる、そんな安心感を与えたい。

私が勤務する小学校は全校生徒100数十人の小規模校であるため、一人ひとりに目が届きやすい環境です。朝の仕事として校内巡回をする際にもトイレや廊下の衛生管理だけでなく、健康観察カードを回収しながら誰が元気で誰が体調が悪いのか、顔色を見ながら詳しく把握します。頻繁に保健室を利用する児童については、教室でどんな風に過ごしているのかを注意深く知っておくことも重要。友人や先生とのかかわりを見守り、ときにはこちらから声を掛けます。保健室を訪れる児童に対しても、話を最後まで聞き、必ず「大丈夫だよ」と声に出して伝えるようにしています。気にかけてくれる人がいる、そう感じるだけでも安心感につながります。そしてもうひとつ、この学校で力を入れているのが歯科保健です。発達段階に応じた虫歯や歯周病、歯茎についての知識を伝え、鏡を前に正しい歯磨きの方法を指導しています。少しでも進歩が見られたのなら褒めてできたことを伝える、これも私が大切にしていることです。

実践的な学びの詰まった学生時代。
当時の資料は今でも活用しています。

大学時代には子どものこころとからだにかかわる幅広い知識を身につけることができました。なかでも「健康相談活動演習」の授業が一番印象深く記憶に残っています。保健室を模した教室で養護教諭役と子ども役に分かれ、訪れた子どもの対応を繰り返し練習しました。そこで学んだことは、子どもが発する表面的な言葉だけに頼ってはダメだということ。表情や態度、視線など、さまざまな視点から子どもを捉え、本当の気持ちを汲み取っていく意識は現在の仕事の基本的な姿勢にもつながっています。また、職場では校医の先生との連携も重要な仕事のひとつです。大学時代にからだの仕組みやさまざまな傷病の症例、救急処置の基本的な知識やスキルを身につけたからこそ、スムーズに意思疎通ができ、児童の健康管理に貢献できていると思います。当時の資料は今でも活用することがあり、あらためて現場につながる実践的な学びだったと実感しています。