卒業生の声

※掲載内容は2013年2月現在の情報です。

デリケートなこころとからだを守るために、
子どもたちが安心できる保健室をつくりたい

子どもたちとの会話を大切にしながら
ケガや病気、こころのケアに取り組みます。

「先生、ケガしちゃった!」保健室のラッシュタイムは、給食後の昼休み。ケガや打撲、頭痛、腹痛など、それぞれの症状を聞きながら、素早く必要な処置を行っていきます。しかしそれだけでは不十分。保健室を訪れる子どものなかには、こころに問題を抱えているケースも。「週末何してた?」「昼休みは誰と遊んだの?」何気ない会話から家族や友達との関係を把握し、気になる点があれば担任に相談して見守るようにしています。子どものこころとからだを守るには、周囲との連携がとても重要です。実は私が赴任して間もなく、学校を休むことが多くなった子どもがいました。「まず保健室に登校しよう」。担任や保護者とともに働きかけ、保健室ではその子の好きなお絵かきを一緒に楽しむなどして過ごしました。すると次第にこころを開いてくれ、徐々に教室にも行けるようになったのです。子どもが一歩一歩成長していく支えとなれたことが、とても嬉しかったですね。

知識を実践力に高める大学での学びが
採用試験にも、実際の仕事にも役立ちます。

ほかにも児童への保健指導や保健だよりの作成、健康診断、保護者との栄養についての相談など、養護教諭の業務は多彩。約180人の児童のケアと合わせ、それらをたった一人で行わなければなりません。新任ながら責任を持って仕事に取り組めるのは、大学での学びのおかげです。医療系の「子どもの病気」や「免疫学」、心理系の「カウンセリング理論と技法」、看護系の「救急処置」。そして、それらの知識を総動員して保健室での対応をシミュレーションする「健康相談活動演習」や、豊富な実習・ボランティアを通して、知識をスキルに高められたことに大きな意味があると感じています。そう、名古屋学芸大学の学びはとにかく実践的で、講義の授業でもグループで研究したり、発表するものが多かったです。そこで培った協調性や表現力が、採用試験でのグループ活動や面接にも活かされました。今後はさらに子どもたち一人ひとりに寄り添いながら、安心感に包まれた保健室をつくっていくのが目標です。