卒業生の声


※掲載内容は2016年12月現在の情報です。


管理栄養士である私の仕事は、大きく分けると患者さんの栄養管理と栄養指導の2つ。午前中は、新規入院患者の栄養管理計画書の作成と外来患者の栄養指導、午後は入院患者の栄養指導のほか、医師や看護師らとチームで取り組んでいる糖尿病の回診やカンファレンスに参加しています。糖尿病は社会全体の健康問題ですが、とりわけ蒲郡市は罹患率が高く、患者さんも多いんですよね。そこで専門的に勉強しようと、入職3年目に糖尿病療養指導士の資格を取り、院内の糖尿病チームに加わりました。チーム医療では医師や薬剤師といった医療のプロと対等に意見交換が出来なくてはなりません。管理栄養士の幅広いスキルに糖尿病の専門知識が加わったことで、今まで以上に論理的で説得力のある意見や提案ができるようになりました。現在は患者さんのサポートのほか、市民の方に向けた「糖尿病教室」や「糖尿病調理教室」も開催し、糖尿病の予防や対策にも力を入れています。


「管理栄養士は数字にこだわりすぎてはいけない」。これは、大学時代に臨床栄養学の授業で教わった教員の言葉です。私たち管理栄養士は、病状に合わせてグラム単位で食材や調味料を考えます。しかし、栄養指導で「果物100g」と言っても、患者さんはよくわかりませんよね。そこは「みかん半分」など、わかりやすく伝えるべきという基本姿勢を、日々の授業で教えてもらいました。そして、「禁止ばかりではダメ」とも。だから私の栄養指導にダメはありません。例えば先日、相談に来た糖尿病の患者さん。問題は多々ありましたが、ただひとつ、毎日飲んでいる炭酸飲料をノンカロリーのものに変えるようお願いしました。すると4ヵ月目には検査の数値も正常になり「藤掛さんがうるさく言わなかったからやる気になれた」と喜んでくれました。人の命に携わるこの仕事は、大変ですがやりがいも大きい。今後はもうひとつ専門を増やし、仕事の質をさらに高めていきたいと思います。