卒業生の声

※掲載内容は2014年2月現在の情報です。

食の大切さや日本の食文化のすばらしさが、
教え子のさらに子どもの世代にまで伝わるように。

行事と絡めた献立や食文化の紹介。
食への関心が、正しい食への第一歩。

常駐している中学校と近隣の小学校4校の「給食管理」と「食に関する指導」が、栄養教諭である私の仕事です。「給食管理」に関しては、献立作成や食材発注、調理手法・衛生面の管理、毎日の味見などを行います。そこで意識しているのは、保健関係の行事と絡めた献立を考案すること。例えば「いい歯の日」である11月8日の給食では、噛み応えのある食材として、大豆やごぼう、昆布などを使った味噌味の筑前煮を考えました。中学生の好みに合うのか心配でしたが、「おいしかった」「またつくって!」といった反応をもらいほっと一安心。別の食材でも挑戦してみようと思いました。また、「食に関する指導」でも勤労感謝の日に絡めて、給食づくりに関わる人を紹介したり、日本各地のご当地寿司の食文化を紹介するなど、子どもたちが正しい食習慣を考えるきっかけになるように、食にまつわるさまざまな情報を発信しています。

献立作成の際に思い起こすのは、
大学時代の大量調理の経験。

今でも印象深く記憶に残っているのは、大学時代に経験した実習での大量調理。実際に学内の先生方や他学部の学生など、多くの方に昼食を提供したのですが、試作ではおいしかったコーヒーゼリーが100食分になるとまったく違う味になる、炒め物でも少量と大量では火の通り方が違ってくる、など通常の家庭調理との違いと難しさを実感しました。現在献立作成をする際にも、当時の経験を参考にしながら分量や時間配分、そして調理員さんたちの手間など広い視野で現場を見つめるよう意識しています。その一方で子どもにとって一食は一食であるため、全体を見つつも、一人ひとりがどんな風に食べてくれるかをイメージするように努めています。今後はさらに子どもたちと向き合う機会を増やし、食の大切さや、箸の持ち方・マナーといった食文化にまつわる話も伝えていきたい。子どもたちが将来、自分たちの子どもにも伝えられるような指導ができたらと考えています。