卒業生の声

※掲載内容は2014年3月現在の情報です。

患者さんへの栄養指導は十人十色。
知識に加え、やる気の引き出し方も重要です。

食事を通して必要な栄養を供給すると同時に、病気と闘う意欲や励みも届けたい。

病床数800、1日平均外来患者数1200人余り。名古屋の医療の中核的役割を担う名古屋医療センターで、栄養の面から患者さんを支えています。例えば栄養相談室での栄養指導。生活習慣病の人は野菜中心に、心臓病の人は塩分や脂質を控えるなど、一定のルールはあるけれど、制限してばかりでは患者さんも辛いはず。だから「月1回なら焼肉もOK。ただし脂身は少なめに」など、一人ひとりの嗜好や性格に合わせて実現可能な提案をし、やる気を引き出します。「先生、検査の数値が下がったよ!」と、次の栄養指導で患者さんの笑顔が見られるのは本当に嬉しいものです。また病棟訪問では、入院患者さんの食事の様子を間近で見ながら、飲み込みが悪ければとろみのついたメニューに、牛乳が苦手ならヨーグルトに変えるなど、より快適な食事の在り方を考えます。病気と闘う患者さんにとって、食事は回復の手段ではあるけれど、数少ない楽しみとして喜んでもらうことも管理栄養士の仕事だと思っています。

仕事に直結する授業やサークル活動。
大学の学びをベースに、より高度な仕事をめざす。

大学時代はNSTAというサークルに所属し、近隣大学のラグビー部の栄養管理に取り組みました。部員が生活する寮で、44名分の朝食と夕食、長期休暇は昼食も加えた3食の献立作成から食材発注、調理までのすべてを当番制で担当していました。栄養価はもちろん彩りやメニュー構成、コスト面まで考えた献立作成ができるようになり、授業で学んだ「食品学」や「栄養学」の知識とともに現在の仕事に大いに役立っています。また「生化学」の知識は、患者さんに合う栄養剤を医師に提案する際に欠かせません。成分が体内でどう変化して、どんな働きをするのか論理的に説明できれば、医師も安心してGOサインを出してくれます。今後も大学で学んだ知識をベースに、NST(医師や薬剤師、看護師、管理栄養士が職種の壁を越えて患者さんの回復をめざす栄養サポートチーム)など、さらに高度な業務に挑戦し、より多くの患者さんの健康を守れる管理栄養士をめざします。