卒業生の声

※掲載内容は2017年2月現在の情報です。

ものづくりの全体を
プロデュースしたい。

ランジェリーブランド「Alquarte(アルクァーテ)」を立ち上げたのは、日本には自分の欲しいデザインの下着が見当たらなかったから。補正機能が重視される日本と比べ、海外では体を締め付けずに女性本来のボディラインを活かすデザインが主流。着る人自身の魅力を引き立て、その人が主役になるようなランジェリーをつくりたいと思っていたのです。ランジェリーは、その繊細さから裁断や縫製に、普通の服の何倍も手間がかかります。さらに、生地や金具など、多いときは30種類近くの資材が必要です。仕入れ先を開拓するのも一苦労でした。販路の開拓もゼロからのスタート。展示会やファッションショーなど多くの人の目にとまるところに足を運び、自ら売り込みました。サンプルをつくるために徹夜をしたこと、縫製工場を探すためにあらゆる手を尽くしたことなど、大変だったことをあげればきりがありませんが、辛いと思ったことは一度もありません。好きなことを仕事にしているので、楽しいことの方が多いですね。

ランジェリーデザイナーをめざすきっかけになったのは、大学時代のヨーロッパ研修でした。フランス・パリで出会った海外のランジェリーの素晴らしさ。商品の手触り、見た目はもちろん、店内の世界観に圧倒されました。研修で本場のデザインに触れたことが、人生を大きく変えたと思っています。その他にも一般的なビジネスの知識、マーケティングやユニバーサルデザインなど、大学で学んだことで、現場で役立っていることはたくさんあります。印象に残っているのは「色彩学」の授業で学んだ色の効果。赤を身につけるとやる気が出たり、白を身につけると気分がリセットされたり。肌のいちばん近くにあるランジェリーをつくっているからこそ、色の選び方には特にこだわっています。学生時代のかつての私のように、手にとった人が感動するようなものをつくりたい。今はオンラインショップのみなので、いずれは店舗を持つのが私の夢です。より多くの人に自分のブランドを知ってもらえるように、これからも突き進んでいきたいと思います。